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ながおけいのブログ

Poker Review #1 7/23-7/31@25nl

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Played from 7/23 to 7/31 a total of 12,970 hands losing 1,827bb.

 

OVERALL IMPRESSION (without looking into data).

- I played a lot better as I narrowed down by preflop opening range, folding small pocket pairs (<88) especially in ep, which led to evening out my winning/losings around hands 4300-7200, still not allowing me to produce a winning curve.

- A lot of losing came from bad calls. Especially with high pocket pairs (QQ>). Also leading to tilt time, making terrible calls and bluffs.

- Hands 10,200-12,500 were the only constant winning sessions, a lot having to do with good hands and poor opponents. But also seemed to be from selectively playing in position, allowing me to make wiser decisions overall.

 

REVIEW FROM DATA

What to search from data.

To keep things simple, the review frame will come from the following 2 questions:

- How could I decrease losings?
- How could I increase winnings?

but mainly focus on the former, as the corrections seem to have more margin and are also more obvious.

 

So when did I lose? How much did I lose? Why did I lose?

Let's look at loosing showdowns.

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- I lost a total of 6,850bb in 1,670 hands. I played a total of 2,257 hands (Total Hands 12,970 VPIP 17.4). Which means I went to showdown and lost 73.9% of the hands I played...?? (Pretty bad...)

 

Let's categorize loosings by lost amount.

- 0-10bb: 925bb in 1,509hands.
- 10-30bb: 1,703bb in 98hands.
- 30-50bb: 1,139bb in 29hands.
- 50-70bb-: 640bb in 11hands.
- 70-90bb: 544bb in 7hands.
- 90bb-: 1,949bb in 19hands.

This shows that 87% of my losings come from just 164hands, a mear 10% of my losing hands and just 7% of my playing hands, exactly where correction needs to be made.

 

So what did I do wrong?

More analysis is needed but just looking at the 19hands of 90bb+ losings, it is apparent that:

- Most losings came from calling with just one pair, in situations where opponents showed great strenghts (check raising, triple barreling, and such.)
- Many losings came from bluffing against strong pairs especially on dry boards or when opponents had my representing hands (the nuts).
- Some losings came from calling with two pair or better, but was an easy fold situation.

Probably the same mistakes that I am making in other losing situations.

 

So what should I do next?

- Simply stop calling betting opponents with just one pair, or when my hand is apparently weak in contrast to the possible hands my opponent could have in relation to the board.
- Don't bluff big, don't bluff thin. Bluffing has to be there for mixture, but stop doing it in such desperately big sizes, and when there are so few hands I can represent.

By doings so I should hopefuly decrease 2000-3000bb worths of losing. (Still not enough to break even, but let's take it from there.)

 

ポーカーにハマって気付いた、期待値よりも大事なたった一つのこと

少しブログぽいタイトルをつけてみました。

 

今日はタイトルの通り「ポーカーにハマって気付いた、期待値よりも大事なたった一つのこと」について書きます。

 

少し長くなりそうなので始めに目次です。

■ そもそもポーカーとは?
■ ポーカーを大好きになった理由
■ ポーカーにハマって気付いた、期待値よりも大事になこと
■ (おまけ)参考までに少し詳細なポーカーの説明
※「ポーカーにハマって…」以外の部分は只々ポーカーへの愛を語っているようなものなのであまり本題とはほぼ関係ないです。というか全く関係ないです。。

 

■ そもそもポーカーとは?

ざっくり言うと、ポーカーはトランプゲームの一つで、「フルハウス」「ツーペア」「ストレート」等といった「役」があるなかで、各選手が自分の手をみ、相手の手を推測し、お金を賭けていくゲームです。

自分の方が強いと思えばお金をたくさん賭け、弱いと思えば降りる。あるいは自分の手の強さ、弱さに限らず相手が弱そうであればたくさん賭けて相手を降ろしに行ったりもする。ざっくりと言えばそんなゲームで、日本では知名度が比較的低いものの、世界的にはオンラインポーカーだけでも競技人口が7000万人を超えています。

 

■ ポーカーを大好きになった理由

ポーカーを初めて知ったのは確か高校1年生の時。

アメリカに留学していて世界大会の様子をESPNという最大手スポーツチャンネルで見たときでした。当時は近所のおじさん・おばさんたちと大富豪をやるような感覚で遊びでやったりしていました。

本格にハマり出したのは2014年12月で、友人の誘いで都内のカジノバーに遊びに行った時でした。

当時は気付いてなかったですが、今となって思うとポーカーにハマり込んだのは「自分の知力をかけて勝負する感覚」がこの上なく楽しかったからだと思います。

ポーカーでは相手プレイヤーが持っている手は見れず、いわゆる「不完全情報ゲーム」といって、最適な意思決定をする上で必要な情報が欠けているゲームです。将棋、チェス等の「完全情報ゲーム」とは難しさの種類が少し異なり、情報の不完全性こそが最適な意思決定を難しくさせていて、逆に情報が完全であれば最適な意思決定はあまり難しくなく、ちょっとした計算と運のゲームになります。そう「情報が不完全な中で如何に最適な意思決定をするか」がポーカーのポイントなわけです(多分)。

となった時にやるべきことは2つあって、

・情報の不完全性を減らすこと
・不完全な中でも出来るだけ最適な意思決定をすること

になりますが、前者に関しては相当難しく、例えば相手の表情や仕草等を観察して相手の手を見抜こうと頑張っても良いですが、最後まで予測のレベルを超えられないので結局は不完全性が残ります。

そうするとやはり後者。最適な意思決定を頑張ってすること。

一般論として意思決定の手順の原則は
1、選択肢の列挙
2、選択肢に対する期待値の評価
3、状況に応じた選択肢の選定
とされていますがポーカーで難しいのはこの「期待値の評価」、つまり「ある選択をした時、どれくらいの確率でどれくらいの見返りがあるだろうか」を推定することです。

情報がみんな同じく平等に不完全ななかで、人より高い精度で「期待値の評価」をするためには、限られた情報のなかからより多くの理解を得なければなりません。

例えばジャンプが大好きな3人の小学生に「今週の土曜日がジャンプの発売日である可能性はどれくらい?」と聞いた時に、

小学生A「ジャンプはどうやら週1で発売されている。発売されている確率は1/7だ。」
小学生B「ジャンプは基本月曜発売だ。前に土曜発売の日もあったが、確率は薄い。」
小学生C「ジャンプは基本月曜発売だ。どうやら月曜が祝日だと土曜に発売されるみたいだが、来週月曜は祝日。今週土曜に発売される確率はかなり高い。」

とそれぞれ答えたとします。

「毎週月曜、そして時々土曜等にジャンプが発売されている」という同じ情報を受け取ったに関わらず、その情報から理解した内容は小学生3人の間で違います。

小学生Aは「単純な発生確率」を計算するにとどまる中、小学生Bは「周期性」を見出し、更に小学生Cは周期性に加え「周期性のない事象(土曜発売)の発生の仕組み」を推測することが出来ています。

ポーカーもこんな感じです。

同じ情報から如何に多くの事を理解するかが大事です。

 

■ ポーカーにハマって気付いた、期待値よりも大事なこと

かなり(実は関係のない(笑))前置きが長くなりました。

いきなりですが、質問です。

皆さんはあるゲームへの参加権を得ました。
参加費は無料。
ゲームは単純明快。箱からくじを1枚引き、くじの内容に応じてお金をもらうor払うゲームです。
箱は5パターンあり、クジの内容が異なります。
どの箱を選びますか?

パターンA:「+500円」「+100円」「0円」
パターンB:「+900円」「0円」「-300円」
パターンC:「+200円」「+200円」「+200円」
パターンD:「+1200円」「0円」「-900円」
パターンE:「+9000円」「0円」「-9600円」

なんとなく人気が出そうなのはAとCでしょうか。
なんといってもリスクなく、お金獲得のチャンスを得られます。どうみても美味しい話です。「確実にお金を得たい!」人はCを、「200円は寂しい!ワンコイン500円狙いたい!」という人はAを選ぶ感じでしょうか。

次に人気そうなのはBとDな気がします。
「もしかしたらお金を失うかもしれないけど、ランチ代をゲットできるかもしれない!」といった感じです。なかでも「期待値が高い方がいいでしょ!」と思う人はBを、「そこは1200円狙いに行くでしょ!と思う人はDを選びそうです。

最後に人気(むしろ不人気w)そうなのがEです。
なんといっても期待値がマイナスですw 確かにいきなり9000円得られるチャンスはありますが、同じ確率で9600円失う可能性があります。「いや、9000円ほしいんだ!!」て人が選びそうです。

これらの選択肢を少し整理してみると下記の様な表にまとめられます。

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※MAX:もらえる最大額、MIN:もらえる最少額/支払う最大額

期待値が高い選択をするならABC。
そのなかで損失を出さない事を優先するならAC。
さらにがっかり度(MAXとMINの差)を最少化するならC。

期待値以外の指標を選ぶならDE。
そのなかで期待値マイナスでも最大MAXを求めるならE。

という感じで選択肢を評価できます。

ポーカーは基本的に選択の回数が多く、十分な時間プレイすれば色々な結果は収束していきます。つまり期待値の高いプレイをすればプラスになるし、低いプレイをすればマイナスになります。なので期待値の高い選択をし続けることがとても大事です。

そんなことを頭でわかりつつ最近素直に気づいたことは、「自分は期待値に興味がない」ということでした。

もちろん「興味がない」というと言い過ぎな感じもします。もちろん勝ちたいので、期待値高くプレイする必要があるのは分かっています。ただ「期待値よりもMAX値に興味がわいてしまう」気質だったのです。

こんな僕にとってポーカーが強くなりたいと思った時に一番大変だったのはこの性質の矯正でした。

ポーカーで勝つには期待値の高いプレイを我慢強く続ける必要があるのです。

期待値を基準に選択する必要があるのです。

しかし人生ではどうでしょう。

 この選択論を人生に適用する際、三つの観点を考える必要がありそうです。

一つは本当に手に入れたいものは何なのか。

二つ目はジワジワ進めば手に入れられそうなのか。間に合うのか。

三つ目はそのプロセス自体が人生ということです。

ということです。

そもそも人にとっての価値て個人特有のラインがある気がします。先程の例、人によっては200円ではもらってももらわなくても幸せの変化はないかもしれません。大金持ちであれば、「200万くらい勝たないと勝った感じがしない」と言うかもしれません。僕は200円でも有難く頂きたいです。

 人生において手に入れたいものは何なのか、どこに基準があるのか、見定める必要があります。

そしてそれを見定めたなら、今のアプローチで到達できそうかも考える必要がありそうです。いくら期待値の高い選択をしていても、自分にとって意味のあるものを手に入れることができなければ、あまり意味がなさそうです。

目標が高い場合、もしかしたら期待値がマイナスな選択を取らざるを得ないかもしれません。期待値に縛られてジャンプできなくなってしまっては本末転倒な感じがします。

大事なのは手に入れたいものを手に入れることです。

またとはいえプロセス自体も人生だったりするので、自分がやっていて楽しいプロセスを選ぶことも大事なのかな、とも思ってみたりしました。

期待値より大事なものが人によってはあるんだと思います。
ポーカーはそのことに気づかせてくれました。

 

■ (おまけ)参考までに少し詳細なポーカーの説明

実はいくつかポーカーの形式がありますが、僕がハマっている「ノーリミットテキサスホールデム」では各プレイヤーは合計7枚のトランプを使って役を作りにいきます。(7枚のトランプから好きな5枚を組み合わせて役をつくるのです。)

7枚は各プレイヤーに個別に配られるトランプ2枚と全プレイヤーに共通で配られるトランプ5枚に分けられ、特に共通の5枚は「最初に3枚」→「次に4枚目」→「更に5枚目」という感じで段階的に開示されていきます。

共通のカードが段階的に開示されていくなか、プレイヤーたちは「賭け行為」を通じて勝負していきます。「賭け行為」はざっくり3種類「のるか」「増やすか」「降りるか」があり、各プレイヤーの掛け額が揃ったタイミングで共通カードは次の段階のものが開示されます。

つまり、プレイヤー達は個別に2枚のトランプをもちつつ、共通の5枚のカードが「まだ1枚も開示されていない段階」「3枚開示された段階」「4枚開示された段階」「5枚すべて開示された段階」の合計4段で「賭け行為」を行います。

そして最終的には「もっとも強い役を持っているプレイヤー」か「最後まで降りずに残ったプレイヤー」がそれまでにかけられた「賭け金」を全て入手できます。

少し、難しいですね…。

分かりやすいか分かりにくいか分からないですが、映像だとこんな感じです。

www.youtube.com

2枚のトランプを捨てているプレイヤーは「降りた」プレイヤーです。
画面左上に「掛け金の総額」、画面左下に「各プレイヤーの個別の2枚のトランプ」、右下に「5枚の共通のトランプ」が(視聴者用に)表示されています。

5か月営業してみて思ったことと花の美しさについて。

昨年10月に営業部配属になって早5か月が経ちました。

北海道の寒さと凍結した路面にもすっかり慣れ、毎日お寿司食べながら楽しく仕事してます。

 

この5か月で恐らく200商談近くさせて頂き(UUでありません)、たくさんの先生方とお話させて頂きました。日々先生に教えて頂きながら、振り返ると短期間の中でも色々あり、気付いたこともありました。

 

■ 先生によって理解の仕方が違う

営業マンとして伺うなか「商品説明」の場面が必ずありますが、この「商品説明」がとても面白く。商品の価値を理解して頂くために説明するわけですが「理解の仕方」は先生のよって本当に様々だと気付きました。

 

ある先生は、
「この商品はXXという課題を解決するために作りました!」と商品の一般的な価値を説明することで「なるほどね!」となるし、

 

ある先生は、
「この商品は例えば御校のXXといったシーンでご活用頂けます!」と商品の活用シーンをありありと説明することで「なるほどね!」となるし、

 

ある先生は、
「この商品の設計はXXとなっていまして、XXが特徴なんです!」と商品の仕組みを具体的に説明することで「なるほどね!」となるし、

 

ある先生は
「この商品は他社様の商品とXXが異なるものです!」と既存商品との比較を説明することで「なるほどね!」となるわけです。

 

同じ商品の同じ価値について説明してるのに「なるほど!」が生じるタイミングは先生のよって様々。

 

なんだか整理できてないですが、

概念、シーン、構造、比較…

人の「理解の仕方」にはいくつかキーワードがありそうだと分かりました。

 

本当は「この人はどんな理解の仕方をするのか?」分かればいいのですがやってみないと分からないので概念から活用シーン、商品設計、他社商品比較までとにかく色んな話を早口で分かりやすく飽きないように説明するスキルがこの5か月で伸びまくりました(笑)

 

■ 人には7つの理解の仕方があるらしい

人の「理解の仕方」といえば、昔読んだこの記事が面白かったです。(英語ですが…)

 

人のによって「得意な理解の仕方」があるとのことで、

・ 視覚的:図や写真を用いたり空間的理解を好む
・ 聴覚的:音や音楽を用いることを好む
・ 身体的:手や体、触覚を用いる事を好む
・ 言語的:口述・記述により言葉を用いることを好む
・ 個人的:一人で学ぶことを好む
・ 社会的:集団で学ぶことを好む
・ 論理的:論理、因果、構造などを好む

と理解のスタイルをまとめてます。(和訳は荒いです)

 

ふと思い出すのが高校の時、みんな色んな勉強方法をとってたなということです。

・ やたらと単語帳を作る人
・ やたらと色ペンを使いノート作りをする人
・ やたらと歌とかゴロを作って暗記頑張る人
・ やたらと友達とテストし合いながら勉強する人
等々。

 

未だに覚えているのが放課後に女子が古文の語彙をダンスと紐づけて暗記して踊ってて、まじでかわいいなと思いながらみてたけど自分の頭には単語の意味が一切入ってこなかったということです。

自分は身体的あるいは視覚的な理解を得意としていないことが良くわかった瞬間でした。

 

少し整理してみると何となく

・ 記事は「情報をどう伝達する」と理解しやすいか
・ 先生の話は「どんな情報を伝達すると」理解しやすいか

という話をしてそうです。

 

■ 仕事の中で「理解の仕方」を意識して話すのはとても大事

とにかく「人には得意な理解の仕方がある」ということはとても大事な観点で、もちろん営業の場面でも大事だし、戦略共有など組織コミュニケーションのあらゆる場面でもとても大事。

 

「こんなにロジカルに説明してるのに何で分からない、伝わらないんだ?」
「こんなに綺麗に図式してるのに・・・」
「こんなに楽しくストーリー形式で説明してるのに・・・」

営業等で説明する側になると自分にとって大事な情報を自分が理解している形で伝達してしまいがちだけど、相手にとって何が大事でどんな伝え方が分かりやすいのか?がないとなかなか伝わらない。

 

また組織内コミュニケーションにおいてはPPT等の資料共有による情報伝達が一般的な手法となっているし(最近は動画共有も増えてきましたが)、「汎用的?な情報を」ということで抽象化された(つまり多くの場合は概念的、構造的な感じの)情報が伝達されるけど、この情報を如何に各メンバーが理解しやすいように先の観点を考慮して再編集してあげるかは中間管理職の重要な役割になりそうです。

むしろこれができないと「言語的」「論理的」な理解を苦手とするメンバーが死んでしまう(極論)。そしてこれはかなりもったいないことだったり。

 

理解するて難しいし理解してもらうてもっと難しいですね。

 

■ 美しい花と花の美しさについて

汎用的といえばこないだ父親が北海道を去るという事で飲んだ時に話した話が印象的でした。

 

昔中学生だった頃に父とラーメンを食べに行き、
父 「美味しかった?」
僕 「好みではないけど、美味しいのは分かった。」
父 「面白い観点だね。『美しい花は存在する。花の美しさは存在しない。』という言葉を知ってる?」

という会話があったのですが、その時の話が未だに良く分かっていなくて聞いてみたわけです。

 

僕 「美しい花は確かにあって、そこには花の美しさも同時に存在するはず。でないと人はその花を美しいと認識できず、そこに美しい花は存在できなくなるのでは?」
父 「確かにそうだけどこの言葉は『一般的な』花の美しさについてで。美しい花がたくさんあった時にその共通点だったりとかを抽出して『汎用的な花の美しさ』として論じても仕方ないということを言ってるんだよ。大事なのは一個一個の美しい花であって、『汎用的な美しさ』なんてものはないんだ、ということ。」

 

なるほど…。

 

何だか仕方ないかどうかは価値観の様な気もするけど、何だか感じるものがあるわけです。

 

確かに「優れた営業マンたちの営業行動を抽出し型化・マニュアル化する」ことは一定の質担保を実現するうえで有効だけれど、最後大事なのは一個一個の商談であって、一個一個の商談にはマニュアル化できない何かがあって、そこに各営業マンが本気で対峙するしかないのかなと思ったり。

 

大企業病の一つとして「型・マニュアルへの偏重」があるように感じるけど、効率化を図りながらも1つ1つの美しい花つまりは1人1人の社員、人への投資も同時にし続けなければやがてそこに「美しい花」は存在しなくなり、「花の美しさ」という意味と実態のないものだけが残ってしまいそうです。

 

とても抽象的な話でたぶん一部の人にとってはそれこそ理解しにくい話になってしまいましたが、そんなことをスタバで考えてみた土曜の夕方でした。

 

おわり。

憧れの人に会ってきた!!

本日は半分仕事、半分プライベートでデルタスタジオの渡辺さん、渡慶次さんに会ってきました。

 

左から渡辺さん、渡慶次さん、僕。

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なかなか教育業界に携わっていないと聞かない名前かもしれませんが、デルタスタジオは「個々の才能・情熱・可能性を引き出し、世界を舞台に生き生きと活躍する力を育む」をテーマに小中高生向けに寺子屋事業を展開されています。

 

また代表の渡辺さんはベストセラー「世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく 」の著者でもあり、マッキンゼー・アンド・カンパニーをご卒業した後にデルタスタジオを設立された方です。

 

今回は半分仕事の関係でお話を伺いに行きましたが、実はデルタスタジオは自分が大学院を中退してUnicul Laboratoryを立ち上げようと色々とリサーチしているなかでホームページをみつけ、その教育観からホームページの雰囲気まで含め「こんな団体が作りたい!!」と勝手に憧れていた団体で、また渡辺さんは実はアメリカ時代に住んでいた地域が同じということもあって、著書を読んだ時から勝手な親近感をもっていて、またキャリアの送り方が自分にとってのロールモデルになっていて、同じく前々から一度お会いしたいと思っていた方でした。

 

というわけですごくすごく楽しく幸せな時間でした。

 

憧れの人に会うといえばお正月番組の「さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP」が憧れの人に会わせてくれるという企画を毎年やっています。

 

今年は坂口健太郎さんに会い、抱きつかれた女子高生が腰を抜かしてしまうワンシーンがとても微笑ましかったです。本気で腰を抜かしてます(笑)(2:10くらいから)

www.youtube.com

 

食べてみたいもの食べてみたり、行ってみたい場所に行ってみたり、学んでみたいことを学んでみたり。

 

「ちょっとやってみたいな」て思う事って「ちょっと」だからついつい先延ばしになっちゃうけど、やっぱり間違いなくやってみたいことだからさっさとやってみた方がいいなと思いました。

 

特に人に会ってもらう刺激って凄くパワフルなものだから出来るだけ早く受けてしまった方がいい。その人に会わず送ってる時間がもったいないですよね。絶対会うと自分の中の何かが変化するので。

 

これからもやりたいことは何事も先延ばしにせずやったろう~と思えた爽やかな一日でした。

 

おわり。

新高3の皆さんへ(後半)

前回のブログの続きです。

さすがに冗長過ぎる気もしますが、受験における戦略立案について連ねました。

長い割にやや内容薄い気も・・。

 

 戦略とは何か?

そもそも戦略とは何か?

Wikipediaで調べると「戦略は、一般的には特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学である。」とあります。

ここでは正確な定義にこだわらず戦略を、
・ 特定の目標を達成するために、
・ 投資する力や資源の5W1Hを決め、
・ 目標達成への道筋を作ること
とします。

例えば皆さんが今から素敵なパートナーと出会い結婚したいとします。

どうしますか?

とりあえず婚活サイトに登録してみる。いやいや婚活サイトより着実に知り合いからいい人を紹介してもらう。いやいやいや出会ったって好きになってもらわないとしょうがいない、まずは自分磨き!男・女に磨きをかける、などなど。

頑張り方は色々ありますが時間的な制約、経済的な制約などがありますし、全てやることは難しいですし効果的でありません。

そこで、自分はどこで頑張るのか?何を頑張るのか?いつ頑張るのか?どのようにして頑張るのか?を決めて自分の時間や資源の投資先を絞ることが戦略を作ることです。

 

 まずは現状把握、目標設定と理解、課題特定しましょう

自分の投資する力や資源の5W1Hを決めることは大事ですが、まずは現状と目標、そしてそのGAPである課題を具体化する必要があります。具体的にこれらを把握できると本当に頑張るべきポイントが明確になり効率的・効果的な戦略を作りやすくなります。

大学生になると皆さん「合コン」と呼ばれるものに誘われたり参加したりすることがあると思います。合コンはも戦略性は介在します。

合コンにおいて「いいな」と思う子がいたとき皆さんならどうすると思いますか?
私の友人には戦略家が多いですが、彼らは気になる人がいればこのような会話を繰り広げます。

1 「彼はいるんですか?」
現状を把握しようとしています。そもそもこの子はフリーなのか?フリーでなければ彼との状況はどうなのか?と現状を知ることで自分の次の行動を決めようとしているわけです。彼氏がいなければ恐らくいない理由も(失礼でないように)聞くかもしれません。ただいないだけなのか、今は必要としていないのか。必要だがいないだけなら話は早いかもしれません。必要性を感じていないなら、そもそも必要性を感じて頂くことがスタートラインになるかもしれません。現状を知らないと戦略のスタートラインが分からないのです。

2 「好きな芸能人は誰ですか?」
これは目標設定のために理解を深めようとしています。好きな芸能人を聞くことでこの子の好きなタイプ、つまりは自分が目指すべき目標を知ろうとしているのです。但し実はこの質問は目標理解に向けていい質問でありません。
好きな芸能人と彼氏にしたいタイプは違うケースは散見されますし、そもそも彼氏にしたいタイプと今彼氏に求めてることは違うこともあります。
それよりも過去お付き合いした人の話を聞く方が良いでしょう。彼氏にする人のタイプを過去の傾向から推測できますし、直近の付き合いの終わり方は「いま彼氏に求めるもの」に大きな影響を与えているケースが多いです。「いま彼氏に求めてるもの」がまさにあなたが目指すものになるのです。

3 「付き合ってください。」
一見無鉄砲で戦略性がないように思えますが、実はこれ課題把握をしようとしています。この場でOKを獲得するつもりはありません。結論を迫ることでダメな理由をあぶり出し、自分が乗り越えなければいけない課題を明確にしています。課題は何も目標と現状の差だけでありません、乗り越えなければならない色々な障壁がありこれらは全て課題です。課題が分からないと何を頑張れば良いのか分からず戦略は立てられません。

半分本当半分冗談な話ですが、このように戦略家な彼らは現状、目標、課題を理解し、自分の戦略を作成するのに必要な情報を獲得しようとしています。

 

 受験における戦略性
少し話が脱線しました。
受験を題材にして戦略についてお話したいと思います。
基本的にやることはシンプルです。

1 目標設定と理解
2 現状把握
3 課題特定とプロセス設計

です。

自分が経験した東大(理系)受験を具体例に用いながら詳しくお話したいと思います。

 

1 まずは具体的に目標設定し理解しましょう
受験における目標は志望校への合格ですが、これでは具体性が足りません。

東大に合格したい!いまはまだまだ力が足りない!勉強しよう!
こんなの当たり前です。

東大に合格したい!英語が大事らしい!まだまだ力が足りない!英語に注力しながら勉強しよう!
これでも足りません。

もっともっと具体的に目標を設定しましょう。
目標設定は自分が明日から何を頑張れば良いのか明らかにするための準備です。
何の科目のどの問題集を解けばよいのか、それが分かるくらいには具体的に目標を設定します。

ポイントは、
・ 合格基準(=最低合格点)を調べる
・ 得点構成を決める
・ 科目ごとの問題分析
です。

・ 合格基準(=最低合格点)を調べる
東大はセンター試験→二次試験と二段階で選抜があります。
センター試験足切りは年度によって多少変動はありつつも900点満点中だいたい720~750点くらいです。2012年は理科一類が770点と少し高めでしたが、理科二類は743点とやはりだいたい720~750くらいです。
二次試験の最低合格点の推移は下の表の通りです。少し余裕みて350点を確実に取れれば合格できそうです。


※参考URL http://todai.kawai-juku.ac.jp/exam/average.php

 

東大に合格するということはセンター試験で750点獲得し、二次試験で350点獲得するということなのです。そういうゲームです。少し具体的になってきましたね。もっと具体化しましょう。

二次試験で350点獲得するとはどういうことでしょうか?配点構成に着目しましょう。

・ 得点構成を決める
二次試験は英数国、理科2科目の5科目とセンター試験の点数で構成され、配点は英数理が各120点、国が80点、センター試験が110点(センター試験の点数が110点満点に圧縮されます)。足切を通過している人はセンターで8割はとっていますから88点以上獲得済です。

残り262点を5科目のなかで取る必要があります。262点の取り方は自由で、英数国で満点取れれば理科はゼロでも大丈夫ですし、全科目万遍なく点を取ってもよいです。

どの科目で何点取るかまで設定することで各科目どれくらい勉強すべきかが見えてきます。

僕の場合は(記憶がやや曖昧ですが)下記の様な目標設定をしていました。
基本的には勉強した分だけ点が取れる科目に注力するのが鉄則です。

英語:90/120点
数学:40/120点
国語:40/80点
物理:50/60点
化学:40/60点
センター:90/110点
合計:350/500点

英語・物理は得意で勉強すればするほど点に繋げる自信があったので注力。
国語は配点が少ないがコツさえ掴めば合格者平均点は獲得できるのでそこまでは頑張る。(逆にそれ以上伸ばそうとしても努力の割に伸びは今一なので高得点にはこだわらない)
化学も合格者平均点レベルまでは努力した分だけ点に繋がるので頑張るが、高得点を取ろうとすると効率が落ちるのでこだわらない。
数学は出題範囲が広くまた難易度も年度によって変動性が高く、安定した得点源にし辛いのでそこまで頑張らない。
センターも900点が110点に圧縮されてしまうので学習に対する見返りが小さいと判断し、特別高得点は目指さない。

こうやって整理するともちろん大変ですが目指せなくもない気がしてくるものです。
漠然と二次試験で350点取る!よりかは目標が分かりやすく目指しやすいですよね。

東大の数学は難関と言われていますが40点であれば部分点だけで稼ぐことができます。1問も解ききれなくてもいいのです。そうなると戦略がだいぶ変わってきますよね。

しかしこれではまだ明日から何を勉強すれば良いか分かりません。
数学で40点を取ること、英語で90点を取ること、国語で40点を取ることが何を意味するのか分からないからです。

・ 科目ごとの問題分析をしましょう
敵を定めたら敵を良く知りましょうということです。
敵を良く知らないとやっつけられませんね。敵を良く知りましょう。

科目ごとの問題分析、少し難しいと思います。
赤本とかにも分析結果が書かれていることが多いので参考にしつつまずは過去問を自分で見てみましょう。先生にも相談すると良いと思います。

基本的にはどこまで発展的な問題に対応する必要があるのか?
が一つポイントになると思います。

基本問題をミスなく解ければ目標点を取れる構成なのか、応用問題も取れる必要があるのか、大学独自の癖のある問題があるのか。

「化学で40点取るてことはXXくらいのレベルの問題は全部解けてYYくらいのレベルの問題が部分点取れればいいんだね」

という感覚が大事です。
ここまで来てようやく設定した目標に意味が出てきます。
40点という数字自体は目安であってあまり意味がないですよね。

 

2 現状把握しましょう
目標設定がようやく終わった!けどまだ自分が明日から何を頑張れば良いのかまだ分かりません。

現状が分からないからです。

現状把握は目標設定と同じくらい大事です。そして具体的な方が良いです。
けどこの現状把握、結構難しいというか大変です。

基本的には受験科目の全範囲のレベル感を把握することが必要なのですが、そんなこと出来る機会なかなかありませんね。

模試を受ければ合格判定が出て「いけそうか?」「いけなさそうか?」何となくの現状把握はできますが、あまり意味がありません。
目標設定変更の参考にはなっても戦略策定に繋らないからです。

僕たちはいま目標達成のために戦略を作っているわけで、その目標が大変そうかどうか漠然と分かったところで意味がないですよね。大変そうだから目標を変更するなら意味があるかもしれませんが、それは基本的には願書提出直前で十分です。

今必要なのは正確で網羅的な現状把握です。
各受験科目の各分野において、「教科書レベルの基本知識は理解しているか」「基本知識を活用した基本問題は解けるか」「応用問題は解けるか」「発展問題は解ける」といったレベル感を掴むことが必要です。

一から全て確認するのは大変なので自分の感覚値も踏まえて自己診断してほしいですが、基本的には教科書の例題をぱーと眺めて感覚を掴むのが手っ取り早いと思います。教科書レベルが余裕な人は適当な参考書を使いましょう。

数学はチャート式、物理なら物理のエッセンス、化学なら化学重要問題集?がオススメですが時間が足りない人はもっと薄めの参考書でもいいと思います。

 

3 課題特定とプロセス設計
ここまで来たら戦略はほぼできたも同然です。
目標と現状を理解したわけですから「目標に向けて現状足りていないもの」が課題になります。

例えば数学の「ベクトル」において「応用問題が間違いなく解ける」必要があり、現状は「基本問題は解けるが応用問題はたまにしか解けない」のであれば「応用問題を間違いなく解けるようになる」ことが課題です。当たり前ですが。。

課題が特定できたらプロセス設計です。
「どのようにして応用問題が解けるようにするか」です。いわゆる勉強方法ですね。

最適な勉強方法は科目によって変わると思いますが、ネットで調べると色々なブログ記事等たくさんあって参考になるので、いくつか読んで各科目についてどう勉強するか(教材、学習法、年間プランニング)、またどれくらい勉強するのかを決めると良いと思います。

プランニングの仕方は今回割愛したいと思いますが、一つ注意点としては、インプットとアウトプットを切り分けて考えましょうということです。

勉強は基本的にインプットとアウトプットに2種類があります。インプットの目的は知識の獲得で、アウトプットの目的は知識活用の練習ですが、これらは目的を混同しないことが望ましいです。

知識が足りない状態でアウトプット(問題演習)しても仕方ないです。いくら時間かけて考えても知識がないと問題は解けないからです。まずはちゃんとインプット(知識獲得)し、知識を理解し、その後に問題演習するのがいいと思います。また、問題演習の際は知識の活用が目的なので積極的にカンニングしていいと思います。「あの公式なんだっけ・・・?」て忘れてしまっているのをうんうん思い出す訓練をするために演習をするわけではありません。公式等はいずれ覚えなければなりませんが、そのうち覚えられるので、演習は知識活用の場として向き合う方が効率的です。問題を見て考えて知識の活用方法を考えられるかの一本勝負。考えられなかったらその考え方をその場で理解し、覚える。それだけです。

 

 戦略を立てた後は実行に
戦略を立てた後はこれを実行に移します。
どんな優れた戦略も実行し切らなければ目標達成できません。

受験において実行の難しさはやはりモチベーションを維持することですよね。
孤独になりがちだし、成果が出るまで時間がかかるし、受験勉強を頑張り続ける事は大変です。

僕は本当に集中力がないタイプの生徒だったので机に向かうのがとても大変で、やっとの思いで30分机に向かい続けるところから始まりました。それでも一人前に集中力を身につけられたのは、

「ちょっとだけ頑張る」

ということを続けたからかな、と思います。

集中力て時折根性論で語られることがありますが、どちらかというと力だと思います。いきなり発揮できるわけでなく、しっかりトレーニングすることで少しずつ強くなっていくものだということです。でもなかなか身につけることが難しい。それには理由があります。

そもそもトレーニングには共通して3つの原則があります。
1 過負荷の原理
過去に経験した負荷よりも高い強度でストレスを与えなければ、さらなる成果を得られないということです。普段皆さん通学で歩いていても足の筋肉は特に増えませんよね。高い強度を与えて稲からです。
2 可逆性の原理
トレーニングを中止すれば、やがてトレーニングの効果はなくなっていくということです。
3 特異性の原理
トレーニングした内容に応じて効果が表れることです。腕の筋トレをして脚の筋肉はつかないという事です。

この3原則を踏まえると、集中力を鍛えるためには集中力に関して司る脳の特定部位に過去に経験した負荷よりも高い強度でストレスを与え続ける必要があるのです。

でも、それって難しいですよね。どうやって脳にストレス与えるんだという感じです。
しかも集中力に関する部分を司る特定部位に。そんなダンベル世にはなさそうです。

この時に大事なのが「ちょっとだけ頑張る」だと僕は思っています。

集中力がなくなってきた、なんかスマホいじりたくなってきた、頭がぼーっとしてきたという瞬間、実はこの瞬間が超大事なチャンスなのです。この瞬間まさに神様は皆さんにダンベルをくれているのです、集中力を鍛えるためのダンベルです。この瞬間に少しだけ、5分、10分だけでいいから無理やり頑張ってみる続ける。こうすることによって集中力に関連した負荷を自らに課し、トレーニングすることができるのです。めっちゃ頑張る必要はありません。少しだけ頑張ればいいんです、そうすれば脳は勝手に強くなります。

この「ちょっとだけ頑張る」は本当に効いたので皆さん是非頑張ってみてください。投資効果は大きいと思います。また何事においても通用することだと思います。

集中力を身につければ受験勉強において皆さんは確実に強い実行力を手に入れることが出来ると思います。

ぜひぜひトライしてみてください。

新高3の皆さんへ(前半)

仕事の関係で勉強合宿に参加している新高3生に講演をする機会を頂きました。

勉強合宿に参加しているくらいなので学力は一定レベルある生徒が対象となります。

この合宿で高校生の皆さんに伝えたいことを考えてみました。
※殴り書きレベルです。不適切な表現があるかもしれませんが、他意はありません。
※本番は依頼主(先生)の意図も汲み取った内容にするつもりです。

 

■ 最初に、僕は受験勉強が必ずしも大切でないと思っています。

大学入るだけであれば、選ばなければどこかに入れる時代。
この合宿に参加している皆さんであれば、食っていく手段は死ぬ気になればたぶん見つかる時代。

適当にやろうと思えばたぶん大丈夫、たぶん何とかはなる。そんな時代。

一方で志さえあれば、高校生だって何にでもチャレンジできる。
ネットさえあれば情報は獲得できるし、人と繋がれるし、好きなことを勉強もできる。
ゲームクリエイターになりたければ勉強してゲームアプリを開発すればよいし、音楽家になりたければ音楽を作って配信すればよいし、何か気になる社会課題があればNPOで働くことだってできる。

何もしなくてもいいし、何でもしたっていい。
たぶん日本はそんな時代。

そんな状況のなかでわざわざ受験勉強に1年、2年と時間を割く必要は必ずしもない。
本当に必ずしもない。もちろん割いてもよいけど、本当にしなくてもよい。

明日から「やーめた!」て言ってやめても問題ない。
親や先生が怒るかもしれないけど、怒るだけだよ。

なかなか実感を持つことは難しいと思うし、実際「受験辞めた!」て人は出てこないと思ってるけど、本当にそうだと思う。

■ でも受験はいい機会。いいゲームだと思います。

とはいえ受験もいい機会だと思っています。いいゲームだと思うのです。
「ゲーム=遊び」という意味でなく「ゲーム=勝負事」という意味合いです。

そもそも人生て勝負事だらけでないですか。人との勝負であれ何であれ、何か目標があってそれに向けて頑張って、達成できると良いしできないといまいち。

頑張る中で自分なりの工夫をし、その工夫の良し悪し(戦略性)と頑張り具合(実行性)によって達成確度が変わる。

何か達成する人は大抵いい戦略を引いてるか、実行力が高いか、その両方か。

なかでも「何事においても」達成する人は戦略思考力か実行力が一般的に高いです。

逆に特定領域に限定された力しか持たない人は特定領域でしか成果を出しづらいです。

(例えばサッカーにおいて生まれつき足が速ければチーム戦略を実行する力が高いわけですが、その実行力は営業マンとして組織戦略を実行する際あまり役立ちません)

達成は基本的に出来た方が幸せになりやすいです。
そう考えると一般的な戦略思考力、実行力を高めることは大事なことです。

これらを鍛えるのにはゲームで練習するのが良く、そのなかで受験はいいゲームだと思うのです。

 

受験がいいゲームだと思うのは

1 誰にでも達成のチャンスがある
「地頭」みたいなものもありますが、頑張り方次第ではかなり多くの人に合格のチャンスはあると思います。少なくともスポーツ等の世界に介在する身体能力的な限界程シビアな限界はないと思います。戦略、実行力で乗り換えられるレベルです。

2 たくさんの人が本気でチャレンジしている
受験はたくさんの人が本気で取り組むゲームです。大抵の試験は多少の変動がありつつも最低合格点は決まっているようなものなので敵は「周り」でなく「最低合格点」であり「絶対基準との勝負」ですが、それでもたくさんの人がチャレンジしているなかで揉まれる経験から得るものはあると思います。

3 頑張った結果が自分の為になる
日本がどれくらい学歴社会なのかは場面により変わるし何とも言えないですが、自分の行きたい大学にいけるだけでもゲームにチャレンジするのには十分な見返りだと思います。

 

■ 受験を通して戦略性、実行力を身に着けてほしいです。

お話した通り僕は受験勉強そのものが大切だとはあまり思っていません。

受験を通して得た知識は将来役に立つ場合もありますが、多くの人にとってはそこまで役に立たないと思います。投資に対する見返りとしてはいまいちだと思います。

でも受験勉強を通して戦略性、実行力を身に着けることが出来るならそれは皆さんにとって生涯役立つ資産になると思います。

好きな女の子がいるときただ告白してもいいですが、それでは一か八かの領域を超えられません。「どうかこの子がいま彼氏を欲しがっていて、かつ自分がこの子のタイプでありますように!!神様お願いします!」という状況です。その子が彼氏を求めていて、かつ自分がその子のタイプであれば付き合えるが、そうでないと付き合えない。とても不自由だと思いませんか?

100%OKは無理にしても、OKの確率を高められるなら高めたいじゃないですか。戦略性を身に着けるとはそういうことです。偶発性の壁を超えることができるんです。話が飛びますが自由になるという事だと思うのです。

せっかく受験勉強に時間を使うのです。是非そういう観点で受験に臨んで欲しいと思うので、今日は受験における戦略性と実行力についてお話したいと思います。

 

(後半に続く)

■ 戦略とは何か?

■ 受験における戦略性

■ 実行力を高める方法

■ まとめ

札幌で家庭教師を始めた話

 こんばんは。

 

 

久しぶりのブログです。

 

 

先々週くらいから札幌で家庭教師をはじめて(仕事とは別で)、高校1年生の生徒に毎週2時間くらい勉強を教えています。

 

 

昨日は3回目の授業。

 

 

 「今日も『分かる』を届けるぞ~♪」と意気揚々と家庭教師に向かったわけですが、いやはや今回はそんな上手くは行かないものでした。

 

 

範囲は数学A「場合の数」。生徒にとって苦手な範囲。

 

 

個人的には得意だが、問題解きながら解説しても何か上手く伝わらない。。

 

 

 

説明の仕方を変えたり、考え方を変えたり、、

 

 

「例えばこういう時こうでしょ?」

「一回書き出してみてみようか」

「分かる?」「ん~そんな感じかな・・」

 

 

試行錯誤しながら一緒に問題を解き、最終的には「分かった」とはなったものの、教える側の読後感としては「本当に大丈夫だったのか・・・」という何とも言えない不安な感じ。

 

 

ん~。。

 

 

いまいち。。

 

 

無料とはいえ(家庭教師は無料でやってます)、何だか申し訳ない感じになります。

 

 

そして、えも言えない気持ちに苛まれながら札幌の寒い、凍った帰り道を帰るわけです(オフィスに)。

 

 

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※札幌の凍結した道。分かり辛いですが凍ってます。

 

 

そして仕事を始めようとデスクにつき鞄を開くと目に入ってきたのが、、

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 受験サプリの講座ガイド。(僕は北海道で受験サプリの営業をやってます)

 

 

「そうだ!受験サプリがあるじゃないか!」

わざとらしいですが、本当にこんな気持ちになりました。

 

 

受験サプリは予備校講師の講義動画がスマホ・PCからいつでもどこでも、月額980円で見放題なサービスです。

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 問題集でもなく、参考書でもなく、講義。

 

「分かっていること」を練習するOutput教材ではなく、「分かっていないこと」を「分かるようにする」Input教材であることが特徴です。(もちろん問題テキストがついているのでOutputもしますが・・)

 

 

ちなみに、、、

 

 

「受験」サプリとはいったものの受験に特化したコンテンツだけでなく、、

 

 

中学の学び直しから(最近小4~小6も増えました)

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もちろん高1~高3の履修範囲まで

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さらにはTOIEC、公務員講座等の対策講座や 

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「未来の教育講座」といった21世紀型スキルを身に着けるための講座まで

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3000近い講座が搭載されています。

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 手前味噌ですが、結構すごいです。

 

 

ちなみに「未来の教育講座」は大人がみても面白い内容になっていると思います。

よろしければご覧になってください↓

www.youtube.com

 

 

 

少し脱線してしまいました。

 

 

上手く教えられたか不安に思った僕は早速生徒にメッセージをしました。

 

 

 

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上手く伝わっているか不安なときは、もう一度Inputして再学してもらえばいいじゃないかと。そう考えたわけです。

 

 

すると不思議にも何だか気持ちが変わり、、

 

 

最初から上手く教えられなかった不甲斐なさは残りつつも、「分からないままではないか・・」という不安は無事に払しょくでき、だいぶ気持ちとしては楽な気持ちになりました。

 

 

「んーよかった!!念のためまた次回確認するけど、きっと大丈夫でしょう。」

 

 

そんな気持ちです。いわゆる「安心感」という感じです。

 

 

 

そしてふと自分の仕事を振り返り、受験サプリを使って頂いている先生方について考えたわけです。

 

 

もしかしたら、先生たちも同じように不安を抱え、受験サプリはその不安を取り除くことが出来ているのではないかと。

 

 

1対1の家庭教師でさえ、上手く教えられるとき、教えられない時があるなか、1対40で教えなければいけない先生方の大変さは40倍なんてものではありません

 

 

そんな時に最低限の理解を担保してくれるセーフティーネットがあれば、きっととても安心なのではないかと思ったわけです。

 

 

 

日々「商材」を営業する中でも、目の前の人にとって自分はどんな「プラス」を提供しているのか、「課題に対するソリューション」という形で理解することも大事だけど、「嬉しさ」「楽しさ」「安心感」「楽さ」といったシンプルな感情に落とし込んで感じ取ることも、とても大事なことだなーと気付かされるエピソードでした。

 

 

最終的に人が心から求められるのは感情の様な心で感じ取れるものですよね。

なんかシンプルだけどとても大事なことに文章を書いているうちに気付けた気がします。

 

 

 

よかった~。

 

 

 

はい。

 

 

とこんな感じで最近は札幌や旭川あたりにいます。
近くお立ち寄りの際は是非お声がけ下さい。

 

そして家庭教師探している高校生がいらしたら是非ご紹介お願いします。

 

終わり。